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緊急措置としてのリバース・モーゲージ。

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労働厚生省 平成16年国民生活基礎調査の概況によりますと65歳以上 1世帯当たりの平均貯蓄額は 1431.9万円。

現在の高齢者世帯の平均貯蓄額は約1430万程度あり、また多くの世帯が 年金・恩給からの収入を得ている一方、平成16年総務省 統計局 家計調査年報によると二人以上の高齢無職世帯の家計は月々平均5万7千円の赤字となっているのが現状です。

また、今後は社会保障費の負担増や消費税アップなど国民の可処分所得 環境の悪化は必至と言わざるを得ない状況になっており、それは高齢者世帯と言えども避けられない状況です。

そうした中で、高齢者が豊富な現金を持たずに、虚弱化し要支援者や要介護者となり、医療・介護費用が増えた場合、さらに高齢者世帯の家計の赤字幅を拡大させる可能性があります。

また、そうした状況の中(貯蓄が少なくなった状況で)、緊急の費用捻出が必要になった場合(高額な手術など)にはさらに費用捻出の問題が起こります。高齢者の方が持ち家などの資産を保持していたとしても、それを現金に変え、融資をスピーディに行ったり、売却益を現金化するというのは大変難しいと言わざるを得ないでしょう。

しかし、リバースモーゲージを予め設定しおき、緊急用の資金源としておけば、そうした緊急の費用が必要な場合にもある程度はキャッシュを用意できることが可能です。(実際に、長野県社会福祉協議会によれば、医療費等の臨時増額が可能となっています。)

ただし、高齢者が緊急の費用を必要とした時に、リバースモーゲージを利用して不動産を現金化しようとしても現行の公的リバースモーゲージ制度ではそのほとんどが銀行を斡旋する間接融資方式のため審査、事務手続きが煩雑で時間を要します。また、そのほとんどがいわゆる極度額での融資を行っていませんので、予め制度利用を設定しておき、定期的に融資される資金の一部をプールしておく必要があります。

また、貯蓄を切り崩さずに、リバースモーゲージ制度からの融資をそれまでの生活費として使用していれば、その貯蓄を緊急用として残しておくこ とでも対処が可能であると考えられます。

いずれにしても、キャッシュが不足がちな高齢者世帯にとっては、緊急の費用捻出のための保険措置としてもリバースモーゲージは価値が認められると考えられます。高齢者を支える親族にとっても、そういった意味ではリバースモーゲージ制度利用の価値を考慮する意義はあるのではないでしょうか。

また、リバースモーゲージ制度では、利用者が死亡しない限り担保不動産を融資する側が取得することができませんから、上の例で高齢者が病状が良くなり回復した後、再度、その住宅に住み続けることができるのも大きな特徴と言えます。

【まとめ】

・リバース・モーゲージを予め設定しておくことで、緊急用のキャッシュ確保の手段の一つとして利用できる。
・リバース・モーゲージからの融資を利用することで、自宅に帰ってきた時に再び住宅に住み続けられる。



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