リバースモーゲージと資産管理。

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我が国の公的機関が提供している現行のリバースモーゲージ制度のほとんどは融資受取額を毎月ずつ、3ヶ月ごと、一年に一度といった方式で定期的に小額ずつ融資するといった形態をとっています。

それは制度の特性上、担保不動産の下落リスクなどがありますので、一度に多くの金額を融資できないということなどが理由として挙げられます。

また、現行の制度は主に低所得者層を対象にした福祉的側面が強いので、そういった定期的な融資が生活費や医療費・介護費として充当されていることを前提とすれば、リバースモーゲージ制度からの融資の管理を考慮する必要はほとんどないと言えるでしょう。

しかし、今後の制度の充実や我が国の経済状況いかんによっては高齢者世帯が緊急用の措置として、リバースモーゲージ制度を予め設定し利用することは十分に考えられます。

そうした際に出てくる問題として、定期的な融資が行われた際の融資受取額をいかに管理していくかという重要な問題があります。

いたずらに融資からの収入を使い切るのは担保割れリスクなども考慮に入れますと、非常にリスクが高くなります。

公的年金とその他の収入から、ある程度の日常生活を送ることが可能であればリバースモーゲージを設定し、そこから得られる定期的な融資は緊急用の資金として管理しておく必要があります。

(※リバースモーゲージ制度の発展の過程で、(1)住み替え型などで初期に多く の融資を受けられる一時金、あるいは(2)必要な時にだけ融資を受けられる極度額融資タイプが盛り込まれてくれば、緊急措置用としては(2)の極度額融資タイプを利用すればいいので、利用価値はさらにぐっとあがると考えられます。しかし、その際も担保割れリスクは伴います。)

定額融資を受けていた場合、その資金を管理する方法としては、預貯金あるいは、換金性の高い金融商品への投資を行うことで管理していくことが直感的に考えられますが、長期間に渡り、多額になってくるようであれば、インフレを考慮する必要があるかもしれません。

しかし、これらの資金は緊急用の資金ですから間違ってもリスクの高い金融商品への投資は避けなければなりません。

現行の制度であっても、リバースモーゲージ制度から受ける融資額を全て使い切るのではなく、一部を緊急用の資金に残しておくことは重要ですし、また資産価値が向上し担保評価額の上昇による含み益が発生し場合は、それらを残しておくということは、大変重要な作業になってきます。

最後にこうした議論は現在は時期早々と感じられるかもしれませんが、現在制度を利用している方にとっても重要な問題であることには変わりはないと考えられます。



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