受動的収入とリバース・モーゲージ

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「パッシブ(受動的な)」収入と「アクティブ(能動的な)」収入。

高齢者の無職世帯が生活費を補填するために収入を増加させるには様々な方法が考えられますが、代表的なものに以下のような例が挙げられます。

(1) 金融資産の運用利回りを上げ、投資収入を増やす。
(2) 不動産などの資産を利用して、収入を増やす。
(3) 働くことで、稼動収入を増やす。
(4) 配偶者が働きに出ることで稼動収入を増やす。
(5) リバースモーゲージを活用する。

(1)~(4)は能動的に収入を得る方法で、簡単に言えば「働いて稼ぐ」「頭を使って稼ぐ」「資産を使って稼ぐ」などを指します。そのアプローチは様々ですが、時間や労力をそれなりに必要とします。

※上記以外の方法でも収入を増加させる方法は様々存在しますが、高齢者世帯にとってイメージしやすいものをピックアップしました。

では、順番に見ていきましょう。

(1) 金融資産の運用利回りを上げ、投資収入を増やす。

株式投資、投資信託、債券投資、外国為替証拠金取引など金融商品は様々ですが、 それらの「金融商品への投資」の経験がある方であれば、それほどの労力と時間を掛けずに自分の資産運用を通して、収入増を期待することができます。

しかし、高齢期を迎え、日々の生活収入を得るためにそれらの金融商品への投資を始めることはそれなりの知識と精神力を要求され、慎重な判断が要求されるでしょう。

例えば、高齢期を迎えた時に長い下げ相場が始まると、短期的な収入を増やす方法としては、ある程度の余裕資産があるなどの条件がないと厳しいと言わざるを得ません。

「アクティブ(能動的に)」に選ぶ収入増加への道としては、投資を行う人の状況により選択の幅がかなり限定的になる方法でしょう。

(2) 不動産などの資産を利用して、資産収入を増やす。

一見、「パッシブ(受動的に)」に見える手持ちの不動産を利用した収入増ですが、 賃貸事業などを新規に行うのは想像以上に簡単ではないというのが現実です。

現在すでに、この方法を取って収入を獲得している方であれば、ある程度のノウハウ はお持ちでしょうから、実行に移しやすいかもしれません。

しかし、現状は一部の都市圏を除けばまだ資産デフレが続いていますし、手持ちの資産を収入にしていくにはそれなりの「先行投資」も必要になってきます。

虎の子の預貯金を使用して、不動産による収入増を期待するのはリスクを慎重に検討する必要がありそうです。

(3) 労働からの稼動収入を増やす。
(4) 配偶者が働きに出ることで稼動収入を増やす。

アクティブに収入増が望める方法としては、この方法が一番現実的といえるでしょう。

ただし、定年後の再就職の厳しさや新しい仕事に従事していくことは予想以上の労力と体力、精神力を要求されます。

年齢が上がるにつれ、転職・再就職は容易なことではありませんが、やりがいのある仕事を見つけれることができれば、収入以外のメリットが大きい場合もあります。

(5) リバースモーゲージを活用する。

前置きが長くなりましたが、リバースモーゲージは上の4つとは違い、明らかに 「パッシブ(受動的に)」な収入を見込める方法です。

上の4つは、労力、費用などを要しますが、リバースモーゲージは一旦、制度の利用が決まれば、定期的な見直しを除けば、定額を毎月、あるいは毎年といった形で受け取れるものです。

10年程度の融資期間で、65歳から制度の利用を始めたと仮定すれば、75歳までは融資を受けられるということになります。

仮に土地の担保評価額が融資金額を超えたとしても、その後もその住居にはこれまで通り住み続けることができるのです。

また、リバースモゲージ制度からの融資と年金で暮らすことができれば、手持ちの預貯金の元金をあまり目減りさせるようなリスクもありません。

それが実現できれば、老後の貴重な時間を、自分の好きな趣味や娯楽にゆとりをもって楽しむことができるのでないでしょうか。

老後の生活費をパッシブ(受動的に)に受け取る方法としては、リバースモーゲージ は大きな可能性と有用性を持っていると言えるでしょう。

以下にリバースモーゲージを利用することで考えられる特徴を挙げてみました。

・預貯金の元金を減らさないで済む。あるいは、減らすスピードを緩めることができる。
・時間・労力・費用をほとんどかけずに、逆にそれを有効に使える。
・経済的な理由などからくる精神的な不安感を軽減できる。
・定期的な収入を想定できることから、将来的なライフビジョンを描きやすい。



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