カウンセリング機能とリバース・モゲージ

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リバースモーゲージは逆抵当融資と呼ばれ、その制度に期待する社会背景などから、最近になり、一部の大手マスコミなどでも取り上げられる機会がでてきましたが、まだまだ日本ではあまり知られた制度・用語ではありません。

とは言え、リバースモーゲージ先進国である アメリカでも住宅開発機構(HUD)が2000年に発表したリバースモーゲージ制度に関する報告書の中では、今後の懸案事項として、「制度の認知」を挙げていますから、アメリカでもまだまだ広く知られた制度とは言えないのが現状です。

また、その最終報告書の中のリバースモーゲージ制度の課題として、住宅開発機構(HUD)はアメリカの地方におけるリバースモーゲージを含む高齢者世帯の住宅に関する「カウンセラーの不足」をHECM(アメリカのリバースモーゲージ)の発展の課題として挙げています。

現在、我が国ではリバースモーゲージ制度はアメリカほど普及していませんが、今後制度の普及という観点からも、そしてとりわけ制度の対象世帯が高齢者世帯であるということを考えますと「カウンセリング機能の充実」は論を待たない状況です。

一方でいまだ潜在需要があるにすぎない我が国で、それほどの機能は求められていないという意見もあるかもしれませんが、平成13年9月 内閣府が発表した平成12年度 高齢者の住宅と生活環境に関する意識調査結果で「資産は自分の老後を豊かにするために活用(売却、賃貸など)する方がよいという意見に近い」という意見が都市部で30~40%程度あることを考えれば、都市部を中心にカウンセリング機能を充実させていくことは制度普及、制度の認知の観点からも重要なポイントといえるのではないかと考えられます。

また、将来的には高速インターネットなどを利用したカウンセリング機能の充実を図ることができれば、多額の投資を行わずに、そうした機能を充実させることができるのではないかとかなり楽観的ではありますが、考えられます。

また、リバースモーゲージ制度の利用を高齢者が虚弱化した場合の生活費や医療・介護費用の負担に充当するという現行の福祉的な側面を考慮に入れますと、医療現場や介護現場あるいは、家族へのカウンセリングも価値があると考えられます。

そうした意味では、リバースモーゲージ制度希望者に行うカウンセリングだけでなく、広い見地に立ったカウンセリング機能の充実、制度の認知は効果的でしょう。

特に資産はあるが、キャッシュが少ない高齢者世帯とそれを支える親族の世帯にとっては、貴重な選択肢の一つになり得るリバース・モーゲージにおけるカウンセリング機能の重要性はかなり高いものと考えられます。



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